車のUVカットガラスの見分ける方法!その表示箇所と効果は?UVAカットとは何?
日差しが強くなる季節、何か紫外線対策はしているでしょうか。
「私は紫外線対策でアームカバーしています」
「UVカットガラスの車なのであまり気にしません」
それだけできちんと紫外線対策になっていると思いますか?
長時間運転しないので特に紫外線対策をしていない方もなかにはいるでしょう。
車内にいてもUVカットガラスだからと言って安心してはいけません。
紫外線は間違いなく入ってきます。
ではあなたの車のガラスは本当にUVカットになっているのでしょうか?どこを見たらUVカットガラスだとわかるのでしょうか?
じつはガラスにきちんと刻印がしてあるのですが、見ているようで意外と見落としがちです。
では、今回UVカットガラスの見分け方と表示箇所・効果・UVAカットについても説明します。
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車のUVカットガラスはどこで見分けるのか
まずはここ最近の車のフロントガラスについて簡単に説明します。
1987年9月から保安基準のために2枚の合わせガラスの間に中間膜という樹脂膜を挟んだ構造のガラスが使われるようになりました。
この中間膜がUVカットの役目を果たしており国産車のフロントガラスに99%のUVカット性能があると言われています。
車種によってフロントガラス以外はUVカットが使われていないのもあります。
だからと言って全ての紫外線を通す訳でもなく、約50%の紫外線はカットしています。
では、どこでUVカットガラスを見分けるのか?
UVカットのフロントガラスは通常のガラスに比べ色が付いているのが特徴的です。その色は薄いブルーや薄いグリーン、グレーがかった物もあります。遠くからも見え、運転席から見ると更に分かるでしょう。
ではなぜ合わせガラスにしてUVカットにしたのでしょうか。
もし仮に1枚のガラスだとしたら割れたり破損した場合、破片が飛び散りとても危険です。
2枚のガラスを中間膜で圧着することによって割れたり破損した場合でもガラスが中間膜に張り付くことにより、ガラス破片が飛び散りにくくなります。
全てガラスが割れても粉々になってしまうのでドライバーや近くを歩いている人にガラスの破片が刺さることもありません。
フロントガラス以外、合わせガラスではないのですが、UVカット仕様でない場合はどのようにしたら良いのでしょう。
1番簡単な方法としてカーフィルムを貼る方法があります。
価格は大きさや性能によっても違いますが、2,000〜5,000円で購入できます。
カー用品店で売っており、自分で貼ることもできますが、業者にお願いすると綺麗に貼ってくれます。
ただしフロントサイドガラスは可視光線70%以上透過しなければ道路交通法違反になりますので注意してください。
サンシェードで紫外線をカットする方法もありますが、後部座席のドアガラスかバックガラスにしか使用する事ができませんので注意が必要です。
紫外線をカットするリキッドタイプの物もありますが、効果は約2ヶ月でフロントガラスには使うことができません。
ムラなく塗っていただき、効果が無くなってきたと思ったら再度塗ってください。
どれだけの紫外線が感知しているのか気になる場合は「UVチェッカー」というUV測定器がカー用品店や通販でも手に入るので購入してみるのも良いでしょう。
車のUVカットガラスの表示位置はどこにあるのか
自分の車のガラスがUVカットガラス使用なのかどうかは窓の下隅にある表示を見れば確認できます。
「UV」とか「UVU」または「UVS」と車種により表示方法は変わりますが、プリントされている場合UVカットガラスになります。
この表示方法でメーカーやガラスの種類、品種がわかるようになっています。
フロントガラスにはUVの表示が見当たらなく、本当にUVカットガラスなのか心配だと思いますが、UVカットの役目を果たす中間膜を挟む事が義務付けているため、フロントガラスにはUVの文字は表示されていません。
義務付けされていると言うことで、合わせガラスは99%紫外線カットされている認識になります。
ですので、あえてUVと表示する必要がないということになりますね。
国産車であれば、ほぼ間違いなくUVカットガラスです。
フロントガラスには保安基準が定められており、安全運転のために可視光線透過率、破損した時の規定、ガラスに貼って良いものが決められています。
フロントガラスはとても大切な部品になりますので、シールを貼ってしまう事や視界を妨げる行為は禁止です。
車のUVカットガラスはUVAも有効なの?
ここで紫外線の簡単な基礎知識を説明します。
紫外線にはUVAとUVB、UVCと3種類ありますが、実際影響を受けるのはUVAとUVBになります。
UVAの特徴としては太陽から届く紫外線の約9割を占めており、肌に蓄積するダメージを与えます。
肌のハリや弾力を失わせる原因を引き起こし、メラミン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用もあります。
UVBの特徴は太陽から届く紫外線の1割しかないのですが、肌への作用が強く、短時間で肌が赤くなる症状があり、数日後に肌が黒くなる事があります。
UVAはシミやたるみの原因、UVBはシミ・そばかすを作る要因になる違いがあります。
一般的に言われているUVカットガラスはUVBを99%カットしてくれますが、UVAは10%ほどしかカットできません。
UVAカットしてくれるガラスはないのでしょうか?
UVAをかなりの確率でカットして欲しいのでしたらAGCで開発した「UVベールプレミアム」がおすすめです。
高性能な熱線吸収機能を実現しておりジリジリ日差しの暑さを軽減してくれます。もちろんUVは約99%カットを実現しております。
まとめ
最近の国産車のフロントガラスは合わせガラスで99%UVカットしてくれている事がわかって頂けたと思います。
フロントガラス以外のガラスはUVカット効果があまり期待できない場合があるためにさまざま対策グッズを紹介させて頂きました。
是非参考にしてみてください。
日差しが強くなる季節はUVカットできるガラスだからといって安心せずきちんと紫外線対策を行うことが大切です。
短時間の運転でも紫外線対策はしっかりやりましょう。
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